- 2007-11-13 (火)
特に店のことで告知がないので、なんか書こうかなー、なんて。
先日の日曜日、渋谷駅前のTSUTAYAの本屋(2:00amまで開いてるんですよ、便利!)でクラブ音楽情報誌「GROOVE autumn 2007」を買いました。友人のオモロいポエムが載っていると聞いていたから。
ポエムはとりあえず置いとくとして、いい題材を扱っていました。
特集は「Are you diggin?」(掘ってますか)。
「掘る」っていうのはDJ・レコ屋用語で「良い楽曲・レコードを探す」ってな意味なんですが、要は「数年前、DJブームの頃レコード屋に足繁く通っていた皆さん、最近レコ屋行ってますか?」という内容です。
渋谷で20代の青春(?)を謳歌した僕にはなかなか濃い内容で、結構考えさせられてしまったな~。
そういや最近買ってるのはCDばかりかも。。。いや、悪いコトではないのですけどね。
今から十数年前、皆さんもご存知の通り渋谷には無数のレコード屋が存在しました。
ファイアー通りの「ウルトラ4」、電力館前の「Wax Trax」「Record Finder」、電力館横の「Turtles」。公園通りには「バナナレコード」、「Muteki Record」があったし、宇田川交番前には、かつて桜ヶ丘にあった「Perfect Circle」や松涛から移転してきた「Soul View Record」、「Mr.Bongo」があった。「Cisco」ハウス店前には「Beat Bop Record」、「Spice Record 2号店」、その他挙げていったらきりがありません。
それはもう夢のような状況ですよ、世界中の珍しいレコードがそこかしこにあったわけですから!
そして学生時代の僕は、ハンズ前のレコ屋マンション「ノア渋谷」(今DMRが入ってるビル)の「Soul Brothers」という廃盤屋で働いていました。ソウル・ジャズ・SSW・ロックのお宝に囲まれてウットリ優越感に浸ってましたよ、自分の物でもないのに。バカなハナタレ小僧です。
当時、僕らの間では「音楽ソフトを買う」ということは「ヴァイナルを買う」ということを意味していました。しかも最もお金がない時代に最もオリジナル盤にこだわり、大枚をはたいて仲間の持ってないレコードを探し続けました。ホント愚かですね、説教してやりたくなります。
でも金のないクソガキを狂わせる程の魅力がレコードにあるのは事実。ジャケットのデザイン、針の音、インナースリーヴからほんのり香る外国のにおい。
やっぱいいなー、レコードは!
最近でも新譜は結構ヴァイナルで買ってたんですが、中古はあんまり買ってませんでした。
てなワケで、今後はレコードもバンバン買うぞ~!
だって渋谷からレコード屋がなくなっちゃうのはやっぱり嫌だもん!
「Groove」に渋谷のレコ屋マップが載っているのを見て改めてビックリ、かつての半分以下ですよ。。。
数年前までレコードを買っていた皆さんも、是非!
ブラジル音楽好きなアナタ、マルセロD2とかセウジョルジとかTramaものとかってアナログあるんですよ~!
そしてレコード買った帰りに当店へ立ち寄って戦利品を見せてくださーい、なんつって。
p.s 「Groove」誌上のカット・ケミストのインタヴューにて。
「好きな国は?」との問いに「ブラジルは大好きだよ。レコード店がたくさんあるからね(笑)。それに、ブラジルの文化では音楽が重要な役割を担っている。あと、ブラジルの人はすべてのことに対してとてもオープンだし、誠実で情熱的なんだ。」とご返答。
わかってらっしゃる!