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カシャーサの聖地・サリーナス探訪記 2017 (3) クルビ・ダ・エスキーナの夜編

BH(”ベー・アガー”、ベロ・オリゾンチの愛称)で楽しみにしていたことの一つにサッカー観戦がありました。

BHでは大きく分けて2つの大きなサッカーチームがあります。

一つはクルゼイロ。
(前回BHを訪れた時は偶然クルゼイロのブラジル選手権優勝の瞬間に立ち会えました。)

そしてもう一つが何を隠そう僕がブラジルで応援しているチーム、アトレチコ・ミネイロ。
通称”ガロ”。

今回は運良くホームのインディペンデンシア・スタジアムでサントスとの試合を観ることができました。

まずはチケットを入手するためにサヴァッシにあるLoja do Galo(Rua Antônio de Albuquerque, 481/Loja 09 – Savassi – Belo Horizonte/MG)へ。
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店内には選手のサインが。

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チケットは一番安い"Especial Pitangui"という席にしました、60レアル、¥2400くらいですね。

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無事にチケットを入手して、試合日を待ちます。

そして当日。

バスでインディペンデンシア・スタジアム(Arena Independência, R. Pitangui, 3230 - Horto, Belo Horizonte - MG)まで向かいました。

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スタジアム周辺はすでに賑わっています。

普段僕も日本ではセレッソ大阪の試合に頻繁に出向くのですが、やはり試合前のスタジアムのワクワク感はたまりませんね。
気分が高揚してきます。

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いよいよキックオフの19:30を迎えました!

前半はフレッヂやロビーニョ擁するホームのアトレチコがPKを獲得するも、相手ゴールキーパーに阻まれてスコアレス・ドロー。

ハーフタイム中の売店周辺はカオスです。アルコールは席まで持ち込むことができないので、ギュウギュウになってビールを飲みますよ。

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セキュリティーは万全なので安心ですw

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後半がスタートするも、逆にPKを決められ0-1で負けました、、、

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しかしインディペンデンシアから見える夜景は美しかったなぁ。


試合後、負けたせいか、なんとも不完全燃焼感が拭えなくてこのまま宿に戻る気になれなかったのです。

その時思い出しました。

いつもお世話になっている西荻窪アパレシーダのWillie Whopperさんが紹介してくれたBH在住の日本人の方が今日Liveに出演されるということを。

すぐにその会場をGoogle Mapで検索すると、偶然にもスタジアムから徒歩15分圏内でした。

思いついたらレッツゴー!、てことでテクテクと坂を登って向かいます。

目指すは"Bar do museu Clube da Esquina(バール・ド・ムゼウ クルビ・ダ・エスキーナ)"(Rua Paraisópolis, 738, Santa Tereza
Belo Horizonte, MG)

そう、ミルトン・ナシメントやトニーニョ・オルタ、ロー・ボルジスでおなじみの彼ら”クルビ・ダ・エスキーナ”の面々が、有名になる前からここで演奏していたというミナス音楽ファンの聖地なのです。

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歩き進めるごとに美しい風景が広がっていきます。
胸がドキドキします。
こんな風景を見ながら彼らはいつも演奏していたのかと。

そして到着しました。

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店内は既に大賑わい。
その中から日本人の方を探しましたが、すぐに見つかりました。
アジア人は一人だけですから。

僕の前をにこやかにスッと通り過ぎようとしたその人に日本語で声をかけました。
「こんばんは!」

ハッとして振り向いてくれたこちらの方が今井歩さん。

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日本では「ミナス兄弟」というユニットで活動されており、今はここ、ベロ・オリゾンチに移住されたミュージシャンです。

すぐに打ち解け、乾杯。
こちらでの生活のことや、ミナスジェライスのいろいろ楽しいお話で酒が進みます。
若手のアーティストも紹介してもらいました。
空前のセルタネージョ・ブームの中、ハードコアにクルビの曲を追求し続ける10代も結構いることを知りました。

そして間も無くアユミさんの演奏時間を迎えました。

大きな拍手で迎えられたアユミさん。

続いてトニーニョ・オルタの「Aqui Oh!」のイントロを爪弾き始めると、会場からは大きなどよめきが。

最後はオーディエンスの大合唱と共に感動的に終わりました。

その後アユミさんに店の目と鼻の先にあるクルビ発祥の地へと案内していただきました。

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まさにこのストリート・コーナーでミルトンやローは歌っていたそうな。

感無量すぎて言葉になりませんな。。。

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アユミさんにセントロまで送っていただき、美しすぎる1日が終わりました。

今思い出しても、何か幻想のような夜でした。


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