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2018年04月

4月のスケジュール

  • 2018-04-15 (日)

新規スタッフ募集中!詳しくはコチラ

4/26(木) ディスクユニオンpresentsブラジル新譜試聴会
毎月第4木曜開催!当日のBlenのBGMは、ディスクユニオンの江利川侑介さん&レナちゃんがプレイする入荷仕立てホヤホヤのブラジル音楽。グラス片手に最新ブラジル音楽に酔いしれましょう。気に入ったCDは勿論その場で買うことができますよ。
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4/28(土) Blenのパゴーヂ 
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月に一度のサンバ・パーティー!
 19:30開店〜終電まで3回演奏がありますCharge:¥1.000 +ドリンク・オーダー
 ✳︎マテハイ、レモンハイは¥500均一!
 演奏:渡辺健悟、T-Sanada、Mestre Sue & Friends


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カシャーサの聖地・サリーナス探訪記 2017 (3) クルビ・ダ・エスキーナの夜編

BH(”ベー・アガー”、ベロ・オリゾンチの愛称)で楽しみにしていたことの一つにサッカー観戦がありました。

BHでは大きく分けて2つの大きなサッカーチームがあります。

一つはクルゼイロ。
(前回BHを訪れた時は偶然クルゼイロのブラジル選手権優勝の瞬間に立ち会えました。)

そしてもう一つが何を隠そう僕がブラジルで応援しているチーム、アトレチコ・ミネイロ。
通称”ガロ”。

今回は運良くホームのインディペンデンシア・スタジアムでサントスとの試合を観ることができました。

まずはチケットを入手するためにサヴァッシにあるLoja do Galo(Rua Antônio de Albuquerque, 481/Loja 09 – Savassi – Belo Horizonte/MG)へ。
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店内には選手のサインが。

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チケットは一番安い"Especial Pitangui"という席にしました、60レアル、¥2400くらいですね。

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無事にチケットを入手して、試合日を待ちます。

そして当日。

バスでインディペンデンシア・スタジアム(Arena Independência, R. Pitangui, 3230 - Horto, Belo Horizonte - MG)まで向かいました。

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スタジアム周辺はすでに賑わっています。

普段僕も日本ではセレッソ大阪の試合に頻繁に出向くのですが、やはり試合前のスタジアムのワクワク感はたまりませんね。
気分が高揚してきます。

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いよいよキックオフの19:30を迎えました!

前半はフレッヂやロビーニョ擁するホームのアトレチコがPKを獲得するも、相手ゴールキーパーに阻まれてスコアレス・ドロー。

ハーフタイム中の売店周辺はカオスです。アルコールは席まで持ち込むことができないので、ギュウギュウになってビールを飲みますよ。

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セキュリティーは万全なので安心ですw

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後半がスタートするも、逆にPKを決められ0-1で負けました、、、

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しかしインディペンデンシアから見える夜景は美しかったなぁ。


試合後、負けたせいか、なんとも不完全燃焼感が拭えなくてこのまま宿に戻る気になれなかったのです。

その時思い出しました。

いつもお世話になっている西荻窪アパレシーダのWillie Whopperさんが紹介してくれたBH在住の日本人の方が今日Liveに出演されるということを。

すぐにその会場をGoogle Mapで検索すると、偶然にもスタジアムから徒歩15分圏内でした。

思いついたらレッツゴー!、てことでテクテクと坂を登って向かいます。

目指すは"Bar do museu Clube da Esquina(バール・ド・ムゼウ クルビ・ダ・エスキーナ)"(Rua Paraisópolis, 738, Santa Tereza
Belo Horizonte, MG)

そう、ミルトン・ナシメントやトニーニョ・オルタ、ロー・ボルジスでおなじみの彼ら”クルビ・ダ・エスキーナ”の面々が、有名になる前からここで演奏していたというミナス音楽ファンの聖地なのです。

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歩き進めるごとに美しい風景が広がっていきます。
胸がドキドキします。
こんな風景を見ながら彼らはいつも演奏していたのかと。

そして到着しました。

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店内は既に大賑わい。
その中から日本人の方を探しましたが、すぐに見つかりました。
アジア人は一人だけですから。

僕の前をにこやかにスッと通り過ぎようとしたその人に日本語で声をかけました。
「こんばんは!」

ハッとして振り向いてくれたこちらの方が今井歩さん。

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日本では「ミナス兄弟」というユニットで活動されており、今はここ、ベロ・オリゾンチに移住されたミュージシャンです。

すぐに打ち解け、乾杯。
こちらでの生活のことや、ミナスジェライスのいろいろ楽しいお話で酒が進みます。
若手のアーティストも紹介してもらいました。
空前のセルタネージョ・ブームの中、ハードコアにクルビの曲を追求し続ける10代も結構いることを知りました。

そして間も無くアユミさんの演奏時間を迎えました。

大きな拍手で迎えられたアユミさん。

続いてトニーニョ・オルタの「Aqui Oh!」のイントロを爪弾き始めると、会場からは大きなどよめきが。

最後はオーディエンスの大合唱と共に感動的に終わりました。

その後アユミさんに店の目と鼻の先にあるクルビ発祥の地へと案内していただきました。

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まさにこのストリート・コーナーでミルトンやローは歌っていたそうな。

感無量すぎて言葉になりませんな。。。

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アユミさんにセントロまで送っていただき、美しすぎる1日が終わりました。

今思い出しても、何か幻想のような夜でした。


カシャーサの聖地・サリーナス探訪記 2017 (2) BH飲みまくり編

BH(”ベー・アガー”、ベロオリゾンチ)では、とにかく食べ歩き、飲み歩きの滞在ですよ。

まずはBHの歴史に欠かせないバール、Café Palhares (カフェ・パリャーリス)(Rua Tupinambás, 638 - Centro - Belo Horizonte/MG)

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1938年開店の老舗バール。腹ペコ・ミネイロの胃袋を満たし続けてきました。
かつては24時間営業だったんですって。

ここの名物がこちら。

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カシャーサの"K"(今はCachacaなので"C"ですね、昔はみんなご飯を食べる前にカシャーサを飲んでいたんですって)、ライス(arroz)の”A"、卵(ovo)の"O"、リングイッサの"L"。
頭文字をつなげて”KAOL"(カオウ)といいます。

コウヴィ(ケール)、ライス、卵焼き、リングイッサ(牛タンや牛モツ煮込みに変更も可能)、豆のファロッファ、トヘーズモ(豚の皮をカリカリに揚げたもの)がワンプレートにドカーンと盛り付けられてます。これを混ぜて食べます。
上からかけてあるトマト・ソースが味の決め手。
まさにミナス飯!って感じです。
しみじみ旨いんだよなぁ。
めちゃくちゃ腹いっぱいになります。

でもそんなに量を食べられない人はつまみ・オンリーでもOK !

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リングイッサ。

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牛タン煮込み。

一人でフラッと飲み食いするにはサイコーの一軒です。

さて続いて移動したこちらはMocotó(”モコトー”、牛アキレス)スープが人気のバール、Nonô(ノノー)(Av. Amazonas n° 840, Centro Belo Horizonte, MG)

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モコトーも美味しいのですが、自分的には自家製ベーコンが美味かったな、外はカリカリ中はジューシー。

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他にもセントロには大衆的な飲み屋が無数にあります。
BHはブラジルで最も人口に対してのバールの数が多い都市なんですって。

僕は1日の終わりに滞在していたホテルの近くにあるバールで酒を引っ掛けて帰るのが日課でした。

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特に旨いわけでもないんだけど、いい感じの酒場でついつい寄ってしまうんですよね。いいなあ。

皆さんもBHに行った際は是非いろんなバールに入ってみることをお勧めいたします。

さて、またある日の午後。

エドゥアルド(彼についてはこちら)が自身のスタジオ近くに出店したピザ屋を訪ねるため、BH屈指のおしゃれなエリア・Savassi ”サヴァッシ”にゆっくり歩いて向かいました。

リベルダージ広場。オスカーニーマイヤーの建築も楽しめます。
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サヴァッシ中心部の日時計。

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アトレチコ・ミネイロのオフィシャル・ショップ"Loja do Galo"もこの近く。

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さて着きました。
ここです、エドゥアルドのピザ屋、その名も"Pitza(ピッツァ)1780"(Rua Antonio de Albuquerque 749, Belo Horizonte, Minas Gerais 30112-011, Brasil)


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ブラジルで食べられている”ピザ”じゃなくて、本格的なナポリ風”ピッツア”を手軽な値段で食べてもらいたいというエドゥアルドの新プロジェクトです。

これがめちゃくちゃ美味い!

中に自動で回るターンテーブルを備えたピザ釜(イタリア人と共同開発したらしい)、こだわりの熟成生地、カルニセッカ(干し肉)やチーズなどの美味しいミナス具材のナポリピッツァが食べられるということで大人気です。
しかも注文からわずか5分以内で焼き上がりますよ。

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びっくりしたのは、焼きあがった後くるくるっとスティック状に提供するスティック・ピッツァ。

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これならテイクアウトして歩きながら食べるにも便利ですよね。

この後、エドゥアルドと共に向かったのは彼の最近のイチオシ店"Cervejaria Seu Romão(セルヴェジャリーア・セウ・ホマゥン)"(Rua São Romão, 192 - Santo Antônio)

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手書きのメッセージがいいですね、”Comer é uma necessidade, cozinhar é uma arte(食べることは必要な事です、料理は芸術です)”。

ここ数年ブラジルでも空前のクラフト・ビール・ブームが来ているんですが、ここでは店主が厳選したスタウト、ピルスナー、IPAなど様々な種類のクラフト・ビールを飲む事が出来ます。

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そしてここのフェイジョアーダがこれまためっちゃ美味い。

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エドゥアルド、オーナー夫婦とパチリ。


大満足の午後でしたが、夜は夜でまた飲みに行きます。

Blenの常連であり、同じくセレッソ大阪のサポーター仲間の友人マルコがミナス出身なのですが、その弟たちと飲む約束をしていたのです。

というわけで、いつも色々な情報を教えてもらっているWillie Whopperさんお勧めの"Choperia Pinguim(ショッペリア・ピンギン)"(Rua Grão Mogol, 157 - Carmo Sion - Belo Horizonte/MG )で待ち合わせしました。ここもサヴァッシですね。

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生ビールを飲み干すや否やジャンジャン持ってきてくれる老舗のビアホール。
お洒落です。

彼らと無事乾杯を済ませ、話に花が咲き、ビールも進む、進む。

今度は彼らのお勧めのバールへ移動です。

"Fornada(フォルナーダ)"(Av. Álvares Cabral, 241)
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タワー型の生ビールがジャンジャン進みます。

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この時期(7月下旬)のBHの夜は結構冷えるのですが、ビール、ビール、ビールですよ。

そして3軒目。
人気店"Café Cultura Bar(カフェ・クルトゥーラ・バー) "(Rua da Bahia, 1416 - Lourdes)

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寒くったって、やっぱりみんなオープンエアーが大好き。

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最後はこの後サリーナスへ行く僕のためにカシャーサ”サリーナス”で乾杯。
そして撃沈、ベロベロです、、、

サイコーの夜でした。

次回に続きます。

カシャーサの聖地・サリーナス探訪記 2017 (1) 

前回のミナス旅行記が途中で止まっているのですが、また行ってまいりました、ミナスジェライス!
と言っても昨年の7月なんですが、、、

今回の最終目的地はズバリ、カシャーサの名産地として誉れ高いミナスジェライス州北部の街・サリーナスです。

我が師匠・エドゥアルドから、年に一度のカシャーサ・フェスティバル「Festival de Mundial da Cachaca Salinas 2017」が行われるという便りをもらい、行ってまいりました!

おかげさまで短い期間ではありましたが、濃厚すぎる10日間を過ごすことができました。

という事で、サンパウロ到着の翌朝から脇目も振らずミナスジェライスへ出発。
まずは空路でミナスの州都・ベロオリゾンチへ。

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普段だったらバスで12時間の移動ですが、今回はSkyScannerで片道航空券(¥4.000)をゲットしておいたので、わずか1時間でタンクレド・ネヴェス国際空港に到着です。

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サンパウロは結構寒かったんですが、こちらは暖かいですね。日差しが気持ち良いです。
空港からはバスでBH(”ベー・アガー”、ベロオリゾンチの愛称です)中心地へ移動。

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車窓からはUNESCOの世界遺産リストに登録されているオスカー・ニーマイヤーによるパンプーリャ近代建築群も楽しめますよ。
バスは右列の窓側がオススメです(笑)。

1時間ほどでBHの中心部に位置するホドビアーリア(長距離バスターミナル)に到着します。

愛すべき街、ベロオリゾンチ!
美味しい料理、穏やかな気候、温かい人々!

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まずはここMercado Central(メルカド・セントラウ)、BHの台所です。
前回のメルカド・セントラウの訪問記はこちら

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バタチンニャ(ちっちゃいジャガイモ)のマリネ、ジロー(ナス科の野菜)のひき肉詰め。

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名物、ジローと牛レバーの炒め物。レバニラならぬ”ジロレバ”ですな。

築地市場内外のような賑やかさ。
昼からみんな笑顔で美味いものをつまんで飲みまくってますよ。

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飲み仲間もすぐできちゃいますよ。

ということで、vol.2に続きますね。

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